最終更新日 2024年11月19日
「明日香出版社で自費出版を考えている」
「自費出版の費用を知りたい」
「商業出版と自費出版の違いが知りたい」
日頃は会社勤めのサラリーマンをしていたとしても、余暇には趣味の時間をたっぷりと取ってひたすらにその探究に打ち込んでいる人も少なくはありません。
趣味とはいっても片手間で終わるものではなく、その道の専門家に匹敵するほどの膨大な知識や経験をたくわえ、他人にも教授できるレベルにまで至ることもあります。
こうした場合にみずからの知識や経験をそのままにしておくのはたいへんもったいない話で、社会的に見ても大きな損失です。
そうであるならば知識と経験を紙に記して書籍に取りまとめ、同好の人たちに広くシェアすることこそ、本人にとっても社会にとっても望ましい選択であるといえるでしょう。
【関連】自費出版・企業出版なら明日香出版社の関連会社-アスカ・エフ・プロダクツ
⇒自費出版 出版社
自費出版と商業出版の違い
こうしたケースに対応できる方法として昔から活用されてきたのが、商業出版に対する自費出版です。
商業出版は基本的に大衆が求めるニーズに追随したテーマで書籍を出版し、大量に販売することで利潤を上げることを目指しています。
生活にとって必要な記事ばかりではなく、なかにはゴシップ記事のように品質の低いコンテンツが紛れ込んでいるおそれがありますが、それでも商売として成立する限り出版がやむことはないのは、商業出版の一面の真実といえます。
これに対して自費出版は、個人または団体がみずから興味があることがらをテーマに掲げ、商業出版では採算性の維持が難しいような内容であっても、世の中のために出版するようなケースのことを指しています。
自費出版の場合には商業出版のような利潤第一主義ではありませんので、たとえ興味をもつ人の数が少ない分野であったにしても、すぐれたクオリティのコンテンツが登場することがあり、これが現在に至るまで根強い人気を誇っている理由です。
自費出版の費用について
自費出版では執筆者みずからが出版のための費用を負担することになるため、それなりの金額を用意しなければなかなか出版までこぎつけることが難しいのがこれまでの実際でした。
この出版費用には書籍の直接的な印刷代はもちろんのこと、テーマや構成を企画したり、表紙カバーのイラストや写真を準備してデザインしたり、文章の校正をしたりといったさまざまな作業の費用が含まれています。
加えて全国各地にある書店への配本や、広告宣伝にかかる費用なども見積もっておかなければなりません。
そうするとたった1冊の書籍でも出版までには数百万円の資金を用意しなければならないといったことも、かつての時代であれば珍しくはなかったといえます。
オンデマンド印刷とは
現在でもこれまでと同様の方法で自費出版をしようとする場合には、やはり数百万円という資金が必要になることもありますが、近年ではオンデマンド印刷や電子書籍のような新しい方法やツールを利用することも可能となっており、これらを利用すれば劇的にハードルが低くなるメリットがあります。
オンデマンド印刷というのは、出版にあたり原稿から版下をつくって書籍を大量印刷するのではなく、顧客から注文があったつど、高性能のプリンターで文章を印刷して、印刷された本文を専用の機械で表紙にくるみ適切なサイズに断裁し、その場で1冊の書籍を作成する技術のことをいいます。
これまでのように大量に作成し、なおかつ作成したものを売り切らなければならないというプレッシャーがありませんし、版下もpdfファイルひとつがあれば足りるという簡単な仕様ですので、コストを極限まで下げることが可能です。
電子書籍の特徴
もちろん大量印刷される商業出版本と比較すると定価も多少は割高になってしまいますが、印刷技術は日々進歩しており、客観的に見て少なくとも顧客にとってそれほど大きな負担とはならないものと考えられます。
これに対して電子書籍は、紙の代わりにスマートフォンやパソコン、専用のタブレット端末などのモニターごしに閲覧することを前提とした電子データとしての書籍のことをいいます。
電子的なデータですから紙の書籍のような在庫リスクがないのはオンデマンド印刷と同様です。
最近はスマートフォンのようなモバイル端末は爆発的に普及しており、もはや1人に1台はかならず持っているといった時代になってきていますので、場所をとらずいつでもどこでも閲覧ができる電子書籍は、時代のニーズにも合っているということができるでしょう。
電子書籍の場合にワープロソフトなどで編集した原稿を特殊なデータ形式に変換しなければならない手間はかかりますが、一定の手順さえわかれば個人であっても容易に出版をすることができ、ソフトウェアの購入費用などを除けば、極端な話をすればゼロ円から出版ができてしまうところに大きな魅力があります。
まとめ
電子書籍の場合にはたとえ出版後に内容の間違いや敷衍したい部分などがあったとしても、もともとが電子データなのでいくらでもかんたんに修正できるところにも価値があります。
大手の配信会社が整備しているプラットフォームに登録して手数料を支払えば、自前で費用を支払うどころか、逆に読者から料金を徴収して利潤を上げることさえ可能です。