最終更新日 2024年11月19日
新型コロナウイルスは、たんぱく質の殻をもつノロウイルスとは違い、エンベロープと呼ばれる脂質でできた膜を持っているため、通常市販で販売されているアルコールで除菌することができます。
つまり、肌に悪い塩素酸や長時間アルコールを使わなくても十分なのです。
しかし、店に入る度に除菌すれば感染しないということではありません。
主な感染経路
主な感染経路は二つあります。
1つ目は飛沫感染で、最近夏で気温が高くなり通気性を重視したマスクが販売されています。
日本製のものは厳しい審査のうえ、十分な防護性を兼ね備えているものも多いですが、海外製のものは要注意です。
しっかりと商品のパッケージに記載されているウイルスのカット率をみて、熱中症にならない最適なマスクを吟味すると良いです。
2つ目は、接触感染で、手の除菌をしていれば問題ないと思っている方も多いと思います。
しかし、マスクは本来自身の飛沫を飛ばさないために着用するものですが、マスクがずれたとき皆さんはどこを触って位置を整えるでしょうか。
そう、マスクの表面などの外側部分です。
マスクを通して空気を吸い込むと、マスクの表面には口に吸い込まれずにフィルターで絡めとられます。
いわば、マスクの表面はウイルスだらけといっても過言ではないでしょう。
マスクの位置を整える際は、サージカルマスクは鼻の針金部分を、ポリウレタン製や水着素材のものは耳掛けの部分だけをもって付け直しましょう。
プールや営業、日本の経済について
次に知っておくべきことは、プールや営業、日本の経済についてです。
まず、プールなどには私たちが思っている以上に塩素が含まれています。
プールを管理している人は薬剤師などが多いため、雑菌などが繁殖しないように適切な塩素濃度が保たれており、もちろん新型コロナウイルスも例外ではありません。
水中感染はほぼしないと考えてよいですが、更衣室など3密(密閉、密接、密集)になってしまう場合が多いです。
運営はロッカーの使用の間隔を考え、使用ごとに除菌するなど対策は行っているため、そこまで神経質にならず、ストレスをためないためにも適度に遊んで発散すべきでしょう。
ストレスは免疫力を低下させ、感染、発症の原因にもなりえます。
飲食店などの営業について
次は飲食店などの営業についてです。
近頃、感染者数、死亡数ともに減少傾向にありますが、まだまだ客足の減少や規制は収まりません。
そのため、さまざまな店舗がつぶれ、今の日本はとても不景気な状態といえます。
飲食店では食事中の飛沫防止の対策や徹底した除菌作業を行っていたとしても、そこまで規制されるべきなのでしょうか?
私たちはメディアなどによって過剰に反応してしまいがちです。
ニュースで専門家、医者などに声を聞く場面がありますが、彼らは過敏に対策をすべきではないとは言えず、あくまでも医療の観点として意見を述べています。
私たちが今聞くべきことは、新型コロナウイルスの影響の医療観点ではなく、経済的観点も必要なのです。
つまり、全員が一歩も外出をせずに自宅待機をすれば感染拡大は防げます。
しかし、それでは日本の経済は回らず、餓えて亡くなってしまう人も少なからずいるでしょう。
様々な社会保険制度があったとしてもこの被害額は対処しきれません。
この医療的観点と経済的観点の塩梅を私たちが今一番見つめ直さなければならない部分です。
前田裕幸氏の見解
メディアの言っていることを鵜呑みにせず、自分自身でしっかり調べ、正しい情報を自発的に入手することが大切です。
万が一新型コロナウイルスに感染してしまったかもと思ったら、直接病院に行かずに感染者相談センターに電話で相談してください。
そこから症状や状態などを的確に伝え、受診が不要だったら自宅で安静に、受診が必要だったら接触者外来等で病院を訪ね、検査をし、入院や宿泊療養となります。
さらに、感染が分かった瞬間に潜伏期間中(一般的には1~14日と言われているが正しくは解明されていない)に接触した人たちにもしっかりと伝え、対策をとってもらう必要があります。
現在日本では感染者差別も多く、家に落書きや石を投げられる被害も多く聞きます。
プライバシーも保護のために、自分がいつ感染者と接触したか匿名で知ることができる「感染者接触アプリ」が開発されています。
自分だけでなく、社会全体を守るためにも、他人事だと思わず適度に対策を行うべきです。
これまで以上の通り述べてきたが、まとめると、
- コロナの特性を知る
- 感染症の対策について正しい知識を持つ
- 知識を入手するために自発的に行動する
- もし感染してしまったらどうすべきか知る
の4点が主なキーワードとなっています。
この4つのポイントを全国民が認知、実行することによって、一定の経済状況をたもちつつ、安全な生活をすることに繋がります。
まとめ
もちろん私たちは時代の流れによって適応するべきで、それを考える知識や能力を兼ね備えています。
インターネットに嫌悪感を抱く高齢者などなど、私たちが生み出した技術の有用性をしっかり認知するきっかけにもなります。
この機会にインターネットの正しい活用方法を知る良いきっかけになればと考えました。
引用元サイト:前田裕幸